ランキングが大好きな日本人
今も昔も、都道府県人気ランキングやらなにやら日本人はやたらとランキングをつけるのが大好きです。ここ数年では都道府県魅力度ランキングというのが流行っています。
数年前に茨城県が最下位になって(北関東3県で)栃木に負けたとか勝ったとか一部で話題になっていましたが、昨年は佐賀県が堂々の最下位になったのに、佐賀県民は肝が据わっているのか大騒ぎすることもなく(佐賀県出身の芸人・江頭2:50は軽くネタにしていましたが)淡々と傍観していたようです。
ボク自身、佐賀県には親戚がいるのですが、一度も行った事がないので魅力度が低いのかどうかすらわかりません。少なくとも名物が鳩サブレと崎陽軒のシウマイしかない神奈川県よりは魅力度が高いように感じています。まぁどーでもいい事ですけど…。
餃子の街にランキングって必要ですか?
しばらく前から話題になっていたのが「ギョーザの街」ランキングでしょうか。
これは何年か前から話題になっていましたが、ランキングの基準になっているのが県内の”ギョーザの支出額”をもってギョーザが好きかどうかを測っている点です。
ボクの個人的な意見では、真のギョーザ好きなら飲食店でギョーザを頼んだりデパ地下やギョーザ専門店(そんなのが宇都宮にはあるんです)で買ってきたり、よしんばスーパーで冷凍餃子を買ってきたりせず、少なくとも家で餡を作って包んで食べるものだと思っています。
冷凍餃子をレンチンする人より家で作って食べる人のギョーザ愛が低く見積もられるのはどう考えても理不尽です。
だってギョーザを作るために買ってくるキャベツや白菜、挽肉やニラへの支出は餃子への支出と見られていないだろうからです(餃子の皮は入っているかもしれませんが)。
皮にしたって、ありものをスーパーで買ってくる人より家で小麦粉を捏ねて作っている人の方がギョーザ愛は深いはずです。
本当に餃子が好きな人は…
だから(というわけではありませんが)こんなクソランキング(失礼!)を見て、「今年はうち(の県)が一番だ!」と一喜一憂するなんて全く根拠がなく不合理でアホらしいなと思っているわけです。
これはパンの購入額にしたって同じようなものです。焼きたてのパンが大好きな人はやっぱり家で小麦粉を捏ねて発酵させて自分で焼いているだろうし(うちはホームベーカリーなのでパン愛はあまり深くありません)、ラーメンだって焼きそばだってたこ焼きだって同じ事です。誰かが作ったものをスーパーやコンビニで買ってくるだけで「うちは餃子県No1だ!」「焼きそば県だ!」と得意になるなんてちゃんちゃらおかしい話です。
自分で作ることがなかなか大変なワインやチーズ、お米や豚肉、牛肉なら話は分かりますがこんなおかしな話が溢れている日本って、変な国だなぁと思うわけであります。
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